岡田君渾身のドラマがやっと映画完成。2~3年待ったかな。。
岡田君や出演者、製作側の熱意が結構伝わってくる作品。
地味ではあるけど踏ん張ってる感は結構あり。
邦画の現代劇にしてはなかなかなモノ。
ハデにしていいのに派手に演出してない、
意外なアクション映画でもある。
でもその一方、ドラマの域から抜け切れてないのもまた1つ。
「海猿」みたいにタイアップがドギツイのも問題だけど、
その分引き付ける内容がある、とのもあるわけで。
それもまたいい所なのかもしれない。
地味一貫しているし、内容も政治的な部分もあったりスッキリする
内容じゃないのだ。腹黒~い人間達を警護する職務というのが
いかに辛いものかと表現されてる。
でもそれをこなす岡田君演じる井上らSP達。
ただ、ここまで現実感たっぷりの演出なのに、岡田君演じる井上の
特殊技能が鼻についてしまう。。TV時より感度が上がっているので
ほぼヒーローなのだ。どうせなら感度が下がったほうがよかったの
かも?しかも後半は警護対象ではなく井上達狙いの戦いなので
それも萎えてしまう。ちゃんと警護対象を狙っていて欲しかった。
話上それは分かるんだけど、これではSecurityPoliceではなく
SpecialPoliceである。。
井上の特殊技能は目を瞑るとして、せめて護衛対象を守るというのは
通して欲しかった。
そして最後の革命編。いよいよ完結なのだ。
と、楽しみにしていた矢先の東日本の大震災。
公開当日は震災があった日の翌日となっていた為、
みることが出来なかった。
映画は逃げはしないので問題はなかったが・・・。
なにより震災の被害があちこちで明らかになる状況で、
悲痛とため息の毎日。仕事も待機状態だった。
申し訳ない気持ちもありながらも上映再開とともに観覧した。
国会内をテロリストと一部SPの混成部隊が占拠するという話。
その首謀者として先頭にいるのがSP課長の尾形さんなのだが・・・
話が進むにつれて尾形さんの本当の人物像がみえてくる。
で、国会内の騒動を目の当たりにする井上ら第4係。
さらにその状況を高みで見物している一部の黒幕達。。
なかなかない国会(再現セットだが)内での話なのでそういうところは
面白い。井上ら第4係が占拠された国会を解放するために奔走するのも
いい。
尾形さんと伊達議員の関係も明らかになる追憶もいい。のだが。
完結、というにはハッキリしない終わり。。
明らかにまた次がある伏線があったのがすごくイヤだった。
また「踊る大走査線」のような広げ方は勘弁して欲しい。
革命編公開間際にスペシャルドラマ「革命前日」があったのだが、
これを見ておくとまた楽しめるのもいい。
だけど・・・フジテレビさーん、フラフラしないでバシっと締めてくれぇ。
まあ・・・野望編/革命編セットのblu-ray出るなら買うけどさっ。
('A`*)
でもやっぱりスッキリしないのはいやだぁ~。
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