2部構成の完結編。原作とはかなり違った展開。。
今回の本筋はGANTZによりたえちゃんがターゲットになるところ。
そこから先は大分違います。
加藤?がバンパイアの首領になってて、
別の、違ったGANTZが動いているというのもあります。
過去の卒業生が復活、というのもあったけどGANTZ自体があやふやな存在になっている。
原作ではドイツの某企業によって量産されてたけど・・・
そこまでの話はなく終わってます。
フリーライターっぽい山田さんは映画オリジナルというのもあり、
だんだんズレが。。
微妙にカッコいいけど、話にはあまり関係ない。
話の主体になったのは、このGANTZに関わった人間が
いかに必死に生きようともがいたか。
なぜこのような状況に置かれたか。何をさせたいのか、というもの。
第1部と同様、理不尽な状況で人として戦っているGANTZメンバーは
原作に似た状況、行動をしているけど、道徳や倫理的なものが加わって
いるのでやはり原作とは違う。
最終的には製作側のヒューマニズムと、巧いこと完結させてみた、
というややナルシスト的な感情も見えてしまい、
「GANTZ」という名前の必要性がないと思える結末となっている。
ぽつぽつと話として成り立ってない設定もあるし、
どういう話にしたいのかよく分からない。
ただ、やりたい映像/演出に合わせて話を無理矢理こじつけた、
というものになっていた。
さらに、色々映画を見てる人には結末が
「あれ?あの映画と一緒じゃない?」
とも見えると思う。
むしろ「あの映画」のリメイクともとれるわけで・・・。
ジャニーズの二宮君がいるせいなのかどうか分からないが、
理不尽/無慈悲をとっぱらっては「GANTZ」じゃないのだ。
映像化するには問題があるならやるべきじゃない・・・。
ほんとにそう思う映画だ。
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